フリーランスで仕事がないときはどうする?原因の見つけ方と30日の立て直し方

フリーランスで仕事がないときはどうする?原因の見つけ方と30日の立て直し方

数か月続いていた取引が止まり、翌月以降の入金予定がほとんど空欄になっている。国民健康保険料や住民税の納付書が届く。封を開ける前に気が重くなる。

久しぶりにクラウドソーシングにログインして応募し、SNSで告知もしてみたけれど反応はない。手応えのないまま、その日の気分で違う手段を試しては止めている。

動いていないのではありません。順番を決めずに動いています。

詰まっている場所は、入り口・提案・条件の3か所のどれかです。どこから手をつけるかは、手元資金の残り月数で決まります。今日やることは3つ。未請求の棚卸し、過去の取引先3社への連絡、使えそうな制度の窓口への電話です。

30日の行程は、最初の週で現金と連絡、次の週で督促と面談、残りで提案と申請という順に進みます。

この記事でわかること
  • 仕事が途切れた原因を、自分の側の4つと発注側の4つに切り分ける手順
  • 打診数・提案数・受注数の3つで、入り口・提案・条件のどこで詰まっているかを見分ける方法
  • 手元資金の残り月数から、今月やることと後回しでよいことを決める基準
  • 未入金の回収・猶予や免除の相談・再打診を日付順に並べた30日の行程表
目次

フリーランスの仕事が急になくなる原因

仕事が急になくなる原因は2つに分かれます。ひとつは自分の側にある4つ(実績の伝わり方・営業の量と経路・仕事の選り好み・人脈)です。もうひとつは発注側の事情4つ(担当者の交代・予算の縮小・内製化・発注ルールの変更)です。

多くの人はまず自分を疑います。ただ、実際にはこの両方が同時に起きていることがほとんどです。混ぜたまま考えると、直せないことに悩んで時間を失います。

相談者

仕事が途切れたのは、やはり自分の実力不足でしょうか?

編集長

自分の側の4つと発注側の4つが同時に起きていることがほとんどです。まず紙を左右に分けて書き出してください。

自分の側にある原因は4つに分けられる

自分でコントロールできる原因は、整理すると次の4つに分けられます。

  • スキルと実績の伝わり方: 技術はあっても、発注者が判断できる形(成果物・担当範囲・成果指標)で見えていない
  • 営業活動の量と経路: 稼働で手一杯になり、営業をしない期間が続いた。取引先が1〜2社に集中している
  • 仕事の選り好み: 条件が合わない依頼を断り続けた結果、声がかかる回数そのものが減った
  • 人脈の細さ: 同業者や前職のつながりが薄く、案件が動くときに名前が挙がらない

このうち特定の取引先への依存は、単独では問題として見えにくい原因です。稼働率も入金も安定しているため、依存している間は成功しているように感じられます。

内閣官房が2020年5月に実態調査の結果を公表しています。事業者から業務委託を受けて仕事をするフリーランスのうち、1社のみと取引している人は4割でした。出典:内閣官房 フリーランス実態調査結果(令和2年5月)

6年前の調査ですが、1社に寄りかかった状態が例外ではないことは読み取れます。

自分の依存度は、直近1年の売上を取引先ごとに割れば出ます。1社で6割を超えていたなら、その取引が止まった時点で売上の大半が消える構造だったということです。

取引が止まる原因は発注側にもある

発注が止まる理由には、こちらの品質と無関係なものが多く含まれます。担当者の交代、期の予算縮小、チームの再編、発注ルールの変更などです。ツールの導入で社内でも作れるようになった、という理由で戻ってこない依頼もあります。

こうした事情は事前に共有されません。受け手からは「切られた」ようにしか見えないまま終わります。

予兆が読めなかったことと、実力が足りなかったことは別の話です。

なお、フリーランスとの取引には、フリーランス法(フリーランス・事業者間取引適正化等法)のルールがあります。ここで義務を負うのは、従業員を使用する発注事業者(特定業務委託事業者)です。

報酬の支払期日にも決まりがあります。従業員を使用する発注事業者は、成果物や役務の提供を受けた日から起算して60日以内で、できる限り短い期間内に支払期日を定めます。再委託のときは、元委託の支払期日から起算して30日以内という別の定めがあります。

6か月以上続く継続的な業務委託を中途で解除するとき、または更新しないときは、少なくとも30日前までの予告が要ります(2026年8月時点)。出典:公正取引委員会 フリーランス法特設サイト

ただし、災害のようなやむを得ない事由があるときなど、予告が求められない場合もあります。予告がなかったこと自体が、そのまま違反になるとは限りません。

従業員を使用しない個人の発注者から受けている場合は、この60日の期日と30日前の予告は課されません。相手の形態を先に確かめてから交渉に入ってください。

自責と構造を切り分けてから手を打つ

原因を自分の内側だけに求めると、打ち手が「もっと勉強する」に寄っていきます。勉強は必要ですが、今月の入金には効きません。

紙を左右に分けて、左に自分で変えられること、右に発注側の事情を書き出してください。右側が多いなら、直すのは腕ではなく取引先の数と経路です。

先ほどの4つは、次の章の3つの型に対応します。伝わり方は提案の型、営業の量と経路と人脈は入り口の型、選り好みは条件の型です。

仕事がない原因を3つの数字で切り分ける

「仕事がない」という状態は、実際には3つの別々の詰まりのどれかです。同じ言葉でも、詰まっている位置が違えば打ち手は変わります。

直近3〜6か月について、次の3つを数えてください。相手からの打診・問い合わせの数、こちらから出した提案や見積もりの数、実際に受注した数です。

1〜2社の継続案件で回していた人は、そもそも記録が残っていないはずです。ゼロなのか、記録がないだけなのかを区別するために、次の代用でかまいません。

  • 提案数: 送信済みメールを直近6か月分、「見積」「お見積」「ご提案」で検索した件数
  • 打診数: 受信箱を同じ期間、「ご相談」「お願いしたい」で検索した件数
  • 受注数: 新しく受注した案件の数。同じ取引先の継続案件は1件と数え、契約の更新は別に数える。クラウドソーシング経由は請求書が出ないので、管理画面の契約数から拾う

受注数を請求書の枚数で数えると、毎月請求している継続案件が6件に膨らみます。詰まっている人ほど数字が実態と逆に出るので、ここだけは案件の数で数えてください。

相談者

応募や提案の記録を残していないのですが、どう数えればよいですか?

編集長

送信済みメールを「見積」「ご提案」で検索した件数で代用できます。受注は請求書ではなく案件の数で数えます。

数字の並びで3つの型に分かれる

3つの数字を並べると、どこで止まっているかが見えます。

数字の出方詰まっている位置原因の型
打診がほぼゼロ。提案も出せていない入り口知られていない・見つける導線がない
打診はあるが、提案から先に進まない提案内容と価格の伝え方が合っていない
受注はあるが、稼働のわりに残らない条件単価と契約条件の設計

この数字は自分で数えるものなので、他人の平均値と比べる必要はありません。比べる相手は、半年前の自分の数字だけです。

以降は、この3つの型を前提に打ち手を紐づけます。

打診がゼロなら知られていない

打診がゼロの月は、腕を疑う前に経路を数えてください。去年やり取りした担当者、同業の知り合い、登録済みのエージェント。名前を挙げられる先が3つ未満なら、それが答えです。

ここで新しい教材を買っても、来月の入金は動きません。先にやるのは、過去の取引先への再連絡、同業者への声かけ、エージェント登録です。

ポートフォリオや実績ページの更新も、この型では効きます。ただし更新は見てもらう相手がいることが前提なので、連絡と同時に進めます。

提案で落ちるなら伝え方と条件が原因

打診は来るのに決まらない場合、相手の判断材料が足りていない可能性があります。作業内容の見積もりだけを送っていて、期待できる結果や進め方が伝わっていないことがあります。

直近で断られた提案を3件並べ、断られ方を分類してください。予算が理由か、実績や体制への不安が理由か、返信そのものが止まったのか。断られ方が違えば、直す場所も違います。

予算が理由なら、範囲を削った小さい入り口の案を添える。不安が理由なら、近い業種の実績や進行の型を先に見せる。返信が止まるなら、提案が長すぎないかを見直します。

受注はあるが単価が低いなら条件が原因

稼働しているのに手元に残らない状態は、単価と契約条件の設計で決まります。作業量に対する対価だけでなく、修正回数や納期、追加依頼の扱いが決められていないと、実質の時間単価が下がります。

この型で件数を増やすと、疲弊だけが積み上がります。増やすのは受注数ではなく、1件あたりの範囲と条件の明確さです。

新規の見積もりに、修正は何回まで、追加作業は別見積もり、という一行を入れるだけでも変わります。既存案件は更新のタイミングで相談します。

手元資金の残り月数で優先順位を決める

打ち手の優先順位は、腕前ではなく残り時間で決まります。資金が1か月分の人と3か月分の人では、同じ状況でも正解が逆になります。

まず、1か月に出ていくお金と、手元にあるお金を書き出します。金額は自分の数字を入れてください。

相談者

毎月いくら必要かは、細かく計算する必要がありますか?

編集長

口座から出ていく合計だけで足ります。確定していない入金を足すと、判断が1か月ぶん遅れます。

残り月数を1枚で計算する

次の表を埋めると、残り月数が出ます。事業と家計を分けずに、口座から出ていく合計で考えるのが早いです。

項目金額(記入する)
生活費(家賃・食費・光熱費・通信費など)
事業の固定費(サーバー・ツール・交通費など)
税・社会保険(年額を12で割った月割り)
合計(1か月に出ていくお金)
手元資金(預金+入金が確定している報酬)
残り月数(手元資金 ÷ 合計)か月

入金予定に「たぶん来る」案件を入れないでください。確定していないものを足すと、判断が1か月ぶん遅れます。

借入をする場合の返済額は、この合計に入れません。据置期間のあいだは実際には出ていかないので、混ぜると残り月数が短く出ます。

返済が始まる月は別にメモしておき、据置が終わった後の残り月数として2つ目の数字を出してください。

出た月数で今月やることが変わる

残り月数最優先ですること後回しでよいこと
1か月未満未入金の回収、固定費の圧縮、支払いの猶予・免除の相談単価交渉、長期の学習、サイト刷新
1〜3か月面識のある相手への再打診、エージェント登録、支出の見直し新分野への挑戦、実績の作り直し
3か月以上単価の高い案件の仕込み、取引先の複線化即金目的の低単価受注

1か月を切っているなら、売上を作る動きと同じ重さで、出ていくお金を止める動きが要ります。止められる固定費の解約が先、次が公的な猶予や免除の相談です。

1〜3か月あるなら、新規開拓より先に終わった仕事のお金を確認します。相手はすでに納品物を受け取っていて、金額も確定しているぶん、回収は新規受注より確度が高い入金経路です。

3か月以上あるなら、即金の案件で埋めるより、単価が見合う仕事の仕込みに配分できます。実績の整理、提案の型づくり、複数のエージェントとの面談などです。

ただし、余裕があるうちは動かないという判断がいちばん危険です。資金に余裕がある時期は、休むためではなく営業のためにあります。

未入金の回収と督促は日数で決める

ここからは直接契約の話です。クラウドソーシング経由の仕事は発注時の仮払いと検収で決済されるため、請求書の督促や内容証明の対象になりません。検収が止まっているときは、規約の自動検収の扱いを確かめたうえで、運営のサポート窓口に申告します。

直接契約なら、まず台帳を開きます。納品済みで請求書を出していないもの、支払期日を過ぎているものを全件洗い出してください。

相談者

支払いを催促すると、取引先との関係が悪くなりませんか?

編集長

事実と期日を並べた確認メールなら角は立ちません。Day0、Day7と日数で決めておけば迷わずに送れます。

経過日数で次の手を決めておく

督促は、気持ちではなく日数で決めておくと動けます。相手を責める文面より、事実と期日を並べたほうが処理は進みます。

待つ日数を先に決めておけば、催促のたびに迷わずに済みます。

経過日数やること
Day0請求書を再送し、処理状況を尋ねる確認メールを送る
Day7支払期日と契約書の該当箇所を引用した督促メールを送る
Day14フリーランス・トラブル110番に相談し、やり取りの記録を整える
Day21以降内容証明郵便での請求、簡易裁判所への支払督促や少額訴訟を検討する

最初の確認メールは次の5行で足ります。請求書番号・納品日・支払期日・金額・振込先を落とさずに入れます。

  • 件名: 請求書No.◯◯◯の入金確認のお願い
  • ◯月◯日に納品した◯◯について、請求書No.◯◯◯(金額◯◯円)をお送りしています
  • 支払期日は◯月◯日でしたが、本日時点で入金を確認できておりません
  • 行き違いでしたら申し訳ありません。処理状況をご確認いただけますでしょうか
  • 振込先は◯◯銀行◯◯支店(普通・口座番号◯◯)です

相談先は民間の窓口と行政の窓口がある

報酬が支払われないまま連絡が途絶えたときは、厚生労働省が委託して第二東京弁護士会が運営するフリーランス・トラブル110番に無料で相談できます。

電話は0120-532-110、受付は土日祝日を除く9:30〜16:30です(2026年8月時点)。匿名でも相談できると案内されています。

行政の経路もあります。フリーランス法に違反する取引は、公正取引委員会や中小企業庁の申出窓口に申告でき、指導が入ることがあります。

公正取引委員会は、この法律にもとづき令和7年10月までに128名の事業者へ是正を求める指導を行ったと公表しています。出典:公正取引委員会 フリーランス法に基づく指導等について

裁判所の手続きは相手の出方で変わる

未払いが60万円以下なら、少額訴訟という手続きがあります。原則として1回の審理で判断されます。出典:裁判所 少額訴訟

ただし短期で終わるとは限りません。少額訴訟は被告の申立てで通常訴訟に移り、支払督促も相手が異議を申し立てると通常訴訟に移ります。出典:裁判所 支払督促

移行を前提に、契約書・納品の記録・やり取りのメールを1か所にまとめておいてください。

払えないときに使える猶予と免除と貸付

国民健康保険料も住民税も、前年の所得をもとに計算されます。売上が落ちた年ではなく、稼いでいた年の金額で納付書が届きます。

収入が消えた月に、いちばん重い請求が来る仕組みだということです。

だから、待ってもらう制度と減らす制度を先に使います。順番は、出ていくお金を止めてから借りる、で固定します。

相談者

収入がないのに納付書が届きました。後回しにしてもよいですか?

編集長

払えないと分かった時点で窓口に電話してください。早いほど減免や分割の選択肢が多く残ります。

国民健康保険料は減免と分割を相談する

窓口は、市区町村の国保年金課や保険年金課といった名称の部署です。納付書を放置するより、払えないと分かった時点で電話したほうが、選べる方法は多く残ります。

電話の第一声は、次の一言で通じます。

持参物の目安は、納付書、直近の確定申告書、収入が減ったことが分かる資料(通帳の入金履歴、契約終了のメールなど)の3点です。電話の時点で手元にそろえておくと、その場で見込みまで聞けます。

減免の要件や割合は自治体の裁量で決まるため、住んでいる市区町村の基準を確認してください。減免に届かない場合でも、分割納付の相談は受け付けられているのが一般的です。

なお、前年の所得が一定以下の世帯には、申請しなくても保険料が軽減される法定の仕組みがあります。いっぽうで、倒産や解雇で職を失った人向けの軽減は雇用保険の離職者を対象にしているため、廃業したフリーランスは原則として使えません。

国民年金は前年の所得で審査される

国民年金保険料には免除と納付猶予の申請があります。審査は前年の所得で行われ、免除は本人・配偶者・世帯主、納付猶予は本人・配偶者が対象になります。

全額免除と納付猶予の所得の目安は「(扶養親族等の数+1)×35万円+32万円」です。

これを超えても、区分に応じた免除があります。4分の3免除(88万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等)、半額免除(128万円+同)、4分の1免除(168万円+同)です。納付猶予は20歳以上50歳未満の方が対象です。

今年になって売上が落ちた場合、前年の所得が基準を超えていれば通りません。ここで効くのが、失業・倒産・事業の廃止による特例です。廃業の事実を確認できれば、本人の前年所得にかかわらず免除・納付猶予を受けられます。

添付するのは、税務署へ出した開廃業等届出書の写しなど、廃業を確認できる書類です。事業を区切る判断をしたなら、廃業届と年金の申請はセットで動かしてください。

申請は、納付期限から2年を経過していない期間までさかのぼれます。ただし年度ごとにその年度の基準で審査されるので、遡れば過去分がまとめて通る、という制度ではありません。

副作用も先に知っておいてください。全額免除の期間の老齢基礎年金は、全額納付した場合の2分の1です。納付猶予は受給資格期間には入りますが、年金額には反映されません。追納は10年以内にできます。出典:日本年金機構 国民年金保険料の免除・納付猶予制度

住民税と国税は猶予の制度で止める

国税を待ってもらう「換価の猶予」には期限があります。納期限から6か月を過ぎたら申し込めません。

書くのは2枚、換価の猶予申請書と財産収支状況書です。猶予を受けようとする金額が100万円を超えるときは、財産目録と収支の明細書も足します。出す先は所轄の税務署です。

通れば、その期間に積み上がる延滞税が全部または一部消えます。ただし条件があります。ほかの国税の滞納がないこと、原則として担保を出すこと、そして原則1年以内で分割して納めることです。出典:国税庁 国税を期限内に納付できないとき

支払いが止まるのではなく、差押えや財産の売却を待ってもらいながら分割で払う制度だと考えてください。住民税にも同様の猶予があるので、窓口は市区町村の納税課に相談します。

家賃は住居確保給付金を先に確認する

家賃の支払いが難しくなりそうなときは、生活困窮者自立支援制度の住居確保給付金があります。相談先はお住まいの地域の自立相談支援機関です。

支給額は市区町村ごとに定める額が上限で、生活保護の住宅扶助額が上限の基準になります。家賃の全額が出るとは限りません。期間は原則3か月、延長は2回までで最大9か月です。支払いは自治体から賃貸人や不動産仲介業者へ直接行われます。

収入・資産の要件に加えて、求職活動の要件もあります。自立相談支援機関の面接は月4回以上、ハローワークへの求職申込と職業相談は月2回以上、企業等への応募は週1回以上です。

事業を続けるつもりなら、ここが分かれ目です。自営業者は、ハローワークへの求職申込に代えて事業再生のための活動ができる場合があります。出典:厚生労働省 住居確保給付金

借りるのは出費を止めた後にする

止めても足りないときは、借りる手段があります。ただし先に止めないと、借りた分がそのまま来月の返済に乗ります。

借入先対象になる人借りられる金額利子と保証人据置期間と償還期限申請先
社会福祉協議会の緊急小口資金低所得世帯(市町村民税非課税程度)で、緊急かつ一時的に生計の維持が困難な場合10万円以内無利子・保証人不要据置は貸付けの日から2月以内、償還は据置期間経過後12月以内市区町村社会福祉協議会
社会福祉協議会の総合支援資金(生活支援費)同じく低所得世帯。生活の立て直しの相談とセットで進む単身は月15万円以内、二人以上は月20万円以内。貸付期間は原則3月保証人は原則必要。保証人なしでも貸付可で、その場合は年1.5%据置は最終貸付日から6月以内、償還は据置期間経過後10年以内自立相談支援機関に相談のうえ市区町村社会福祉協議会
小規模企業共済の契約者貸付(一般貸付)加入後12か月以上の掛金を納付し、貸付限度額が10万円以上に達している契約者掛金の7〜9割の範囲で10万円以上2,000万円以内年1.5%返済期間は借入額に応じて6か月〜60か月登録した代理店(登録がない場合は商工組合中央金庫の本支店)

金額と要件は2026年8月時点のものです。出典:厚生労働省 生活福祉資金貸付条件等一覧中小機構 小規模企業共済 契約者貸付の概要

社協の資金は、対象が低所得世帯(市町村民税非課税程度)に限られます。前年まで通常の所得があった人は原則として外れるので、窓口に行く前に自立相談支援機関で相談してください。出典:厚生労働省 生活福祉資金貸付制度

共済に加入済みなら、契約者貸付がいちばん早い借入手段です。審査ではなく貸付限度額の範囲で借りる仕組みなので、窓口の手続きだけで資金化できます。

事業を続ける前提なら、日本政策金融公庫の国民生活事業も相談先です。面談と審査が入るため即日にはなりません。事業資金相談ダイヤル0120-154-505(2026年8月時点)で、使える制度を先に聞けます。

借りると決めたら、月々の返済額と返済の開始月を控えておいてください。据置期間が終わった月から、固定費が1行増えるということです。

仕事を取り戻す打ち手と入金までの工程

入金が早い順は、未入金の回収、面識のある相手からの単発案件、クラウドソーシング、エージェント経由の案件です。今月を越えられるかどうかは、単価ではなく口座に入るまでの工程数で決まります。

そこで、打ち手を2つの軸で並べます。相手との距離が近いほど、また入金までの工程が少ないほど、動き出しは早くなります。

相談者

今月の入金を作るには、どこから当たるのが早いですか?

編集長

面識のある相手からです。未入金の回収、過去の取引先への再打診の順に、工程の少ないものから動かします。

打ち手相手との距離入金までの工程効く型
未入金の回収面識あり請求済みなら追加の工程がないすべて
過去・現在の取引先への再打診面識あり納品、締め日、支払期日入り口
知人・同業者への声かけ面識あり紹介を1つ挟む入り口
クラウドソーシング面識なし応募、仮払い、納品、検収、出金申請、規定の出金日入り口
エージェント経由の案件面識なし(仲介あり)登録、面談、参画、稼働の翌月以降の支払入り口・条件
制作会社の外注登録面識なし登録、案件の発生待ち入り口
SNS・ブログでの発信面識なし時間差で効く提案
短期・単発の就労勤務先の給与日

クラウドソーシングは「応募できる=すぐ入金される」ではありません。報酬からはシステム利用手数料が引かれ、出金にも手数料と規定の出金日があります。利用先の締め日と出金条件を先に確認してください。

残り1か月を切っているなら、本業と関連の薄い短期就労を挟んでかまいません。目的は生活の維持なので、終わりの日付(たとえば4週間)と週の上限時間を先に決めてから入ります。

面識のある相手から順に当たる

過去・現在の取引先への再打診は、最も工程が少ない経路です。相手はすでに品質と進め方を知っているため、実績の説明や信頼づくりの工程を丸ごと省けます。

手が止まるのは、切られた相手や疎遠になった相手に、どう書き出すかが分からないからです。督促と同じで、文面を型にしてしまえば、感情を挟まずに送れます。

「仕事がない」「困っている」とは書きません。

  • 件名: ◯月からの稼働についてのご相談(◯◯・氏名)
  • ご無沙汰しております。◯◯の案件では大変お世話になりました
  • その後も◯◯の分野で制作を続けており、先月ひとつ区切りがつきました
  • ◯月から週◯日、◯件ほどお受けできる空きがあります
  • 以前担当した◯◯に加えて、今回は◯◯(追加で対応できる範囲)もお引き受けできます
  • すぐでなくてかまいませんので、今後のご予定だけ伺えればうれしいです

助けを求める文面は判断を重くしますが、空き枠の共有なら、発注の予定を思い出すだけの軽い連絡として読まれます。

知人や同業者への声かけも同じ理由で早く動きます。同業の個人や会社は、繁忙期の外注先を探していることがあります。

面識のない相手には仲介を使う

面識のない相手に届くまでには工程が増えます。登録先は大きく4種類あり、職種によって主戦場が違います。性格の違う2種類以上に同時に登録すると、片方が止まっても待ち時間が重なりません。

登録先の種類主に使う職種挟む工程今週の件数
常駐・準常駐のエージェントエンジニア、デザイナー登録、面談、企業との面談、参画2社
週2〜3日の稼働案件のエージェントエンジニア、デザイナー、動画編集登録、面談、案件の紹介待ち1社
制作会社の外注登録フォーム制作、デザイン、ライティング、動画編集登録、案件の発生待ち5社
クラウドソーシングライティング、動画編集、制作応募、選考、仮払い、検収5件

件数は編集部が置いた行動量の目安です。職種と手持ちの人脈で増減します。

見落とされやすいのが、制作会社の外注登録フォームです。同業の会社は繁忙期の受け皿を探しているので、実績を添えて送るだけで候補に入ります。

実績は匿名化して判断材料にする

守秘義務で社名を出せない案件が多い人ほど、ポートフォリオが薄く見えます。名前を出さずに判断材料を渡す書き方があります。

社名の代わりに、業種・規模・自分の担当範囲・関わった期間・成果指標の5点で書きます。たとえば「BtoBソフトウェア企業(従業員100名規模)のサービスサイトを、構成設計から実装まで3か月担当。問い合わせ導線を1本化」といった形です。

発注者が知りたいのは会社名ではなく、自分の案件に近いかどうかです。数値の公開が難しい場合は、改善の方向と自分が下した判断を書くだけでも比較の材料になります。

書き方の線引きも決めておきます。関わっていない案件を実績として書くことは、経歴の誇張ではなく事実と異なる記載です。

  • 受注実績: 発注元の許可を得た範囲で、担当範囲と成果を書く
  • 自主制作: 「自主制作」と明記し、想定した課題と自分の判断を書く
  • チームでの参加: 自分の担当工程を明示し、全体の成果を自分だけの成果として書かない

発信とスキルアップは時間差で効く

SNSやブログでの発信は、今月の入金を作る手段としては当てになりません。ただし、半年後に指名で声がかかる状態を作るのは、この積み上げです。

資金に余裕がない時期は、発信を「毎日投稿」ではなく「担当できる仕事と実績を、探している人が見つけられる形にする」ことに絞ります。目的は注目を集めることではなく、検索されたときに判断材料が置いてあることです。

スキルアップも同じで、いまの詰まりが到達の問題なら後回しにします。

仕事がないときにやらないほうがよいこと

焦っている時期の判断には、後から効いてくるものがあります。その場では前に進んだ気がするのに、半年後の選択肢を狭める動きを3つ挙げます。

相談者

単価を下げてでも、まず受注したほうがよいのでしょうか?

編集長

下げた金額が次の提案の起点として残ります。単価ではなく、納品物の範囲を小さくして調整してください。

相場を大きく下回る案件を無差別に受けない

単価を下げれば受注はしやすくなります。問題は、下げた単価が自分の基準線として残ることです。同じ相手に次を提案するとき、前回の金額が起点になります。

とはいえ、1〜2社としか取引がなければ、自分の相場そのものが分かりません。他人の平均ではなく、自分の家計から下限を出します。

合計は、残り月数の表で記入した金額をそのまま使います。借入の返済額は入れません。返済まで含めると、借りるほど下限が上がって受けられる案件がなくなります。

実稼働時間は、営業や事務を除いた、請求できる作業に充てられる時間です。合計が35万円で実稼働が月100時間なら、下限は時間単価3,500円になります。

この線は赤字にならない境目であって、相場ではありません。職種ごとの水準は、複数のエージェントが公開している単価情報で別に確かめてください。

どうしても短期の現金が必要なときは、単価を下げるのではなく、納品物の範囲を小さくして金額を調整します。

関連性の低い副業に時間を流さない

収入がゼロの月に、まったく別分野の仕事で埋めたくなるのは自然なことです。ただし、それが数か月続くと、実績が散らばって本業の説明が弱くなります。

3年目に入ったときに「この2年、何をしてきたか」を1行で言えない状態は、単価にも影響します。

判断の目安は、その仕事が本業の実績・人脈・スキルのどれかにつながるかどうかです。残り1か月未満の場合だけは例外として、期間を区切って挟みます。

取引先への不満は、どこにも書かない

発注者は、依頼を決める前にあなたの名前で検索します。契約が切れた経緯や取引先への不満を書いた投稿は、事情を知らない人から見ると、次の取引でも同じことが起きる兆候として読まれます。

実務案件が少ないこと自体は、隠す必要がありません。自主制作であることを明記して載せれば、それも判断材料になります。

書かないと決めるのは、相手の固有名詞と、感情の経緯の2つだけで足ります。

不安との向き合い方と時間の使い道

周囲の同業者が忙しそうにしているのを見て、自分だけ選ばれていないように感じる。家族に正直な数字を話せていない。この状態は、能力ではなく、1〜2社に売上が集中していた構造がそのまま感情に出ているだけです。

とはいえ、構造の話をされても不安は消えません。生活のリズムと、時間の使い先を先に決めるほうが効きます。

相談者

同業者の投稿を見るたびに落ち込みます。どうすればよいですか?

編集長

見る回数を週1回に決めてしまうのが早いです。あわせて生活のリズムと相談先を先に確保します。

生活のリズムと相談先を先に確保する

仕事がない期間は、起きる時間も作業を始める時間も崩れます。だから稼働がない日ほど、朝に予定を1つ入れる。つらいのがSNSなら、見方のほうを先に決めてしまいます。

タイムラインを眺めるのは週1回に固定し、営業用の発信は時間を決めて投稿したら閉じる。稼働自慢が流れるアカウントはミュートする。これは逃げではなく、作業環境の整備です。

家族に数字を話すかどうかは、迷う人が多い部分です。全部を共有しなくても、残り月数と、判断する期限だけは共有しておくと、後の意思決定が楽になります。

事業の相談先としては、国が全国に設置しているよろず支援拠点のような無料の経営相談窓口があります。同業者のコミュニティや勉強会も、案件の流れを知る場として機能します。

空いた時間は3つの時間軸に割り当てる

空き時間を全部営業に使うと消耗し、全部勉強に使うと入金が生まれません。効いてくる時期で分けて配分します。

時間軸やること週の配分の目安
今日の現金に効く未請求の回収、既存取引先への再打診、短期案件半分程度
30日で受注に効くエージェント面談、提案の型づくり、ポートフォリオ更新3割程度
90日以降に効く発信、勉強会や同業者とのつながり、スキルの追加2割程度

配分を残り月数で組み替える方法は、最後の行程表にまとめています。

続けるか兼業か区切るかの判断基準

求人サイトを開く日と、ここで諦めたら独立した意味がないと思い直す日を数日おきに繰り返している。この往復自体が消耗の原因です。決めるべきは結論ではなく、いつ何を見て決めるかです。

選択肢は、続ける・兼業で併走する・いったん区切るの3つです。どれも同じ重さで扱います。

相談者

続けるか区切るかを、何を見て決めればよいですか?

編集長

残り月数と打診数の回復です。条件と日付をセットにしてカレンダーに書けば、その日まで迷わずに済みます。

判断材料と期限日を先に決める

判断材料は4つで足ります。残り月数、打診数の回復傾向、心身の状態、家族の状況です。このうち数字で見えるのは前の2つなので、そこに期限日を紐づけます。

選択肢向いている状況決める前に確認すること
続ける残り月数に余裕があり、打診数が戻り始めている取引先を3社以上に増やす道筋があるか
兼業で併走する資金が細いが、案件の芽は残っている稼働時間の上限と、いつまで併走するか
いったん区切る資金が尽きる時期が近い、心身の負担が大きい手続きと、再開する条件

期限日は、カレンダーに日付で書きます。「打診数が2か月連続でゼロなら、10月末に兼業へ切り替える」のように、条件と日付をセットにします。

条件を先に決めておくと、その日までは迷わずに手を動かせます。迷う時間そのものが、いちばん高くつきます。

訓練と手当は求職申込みが前提になる

厚生労働省の求職者支援制度は、雇用保険の適用がなかった離職者や、フリーランス・自営業を廃業した方を対象にした制度です。ハローワークで求職申込みをした人に向けた仕組みなので、事業を続けたまま手当だけを受け取る前提には立てません。

無料の職業訓練に加えて、要件を満たせば職業訓練受講手当が月10万円支給されます。ほかに通所手当と寄宿手当もあります。手続きは次の3段階です。

  1. ハローワークの受付で「訓練の相談を受けたい」と伝え、求職申込をする
  2. 訓練コースを選んで受講の申し込みをし、訓練実施機関の選考を受ける
  3. 受講が始まったら、指定された来所日にハローワークで職業相談を受け、支給申請をする(おおむね1か月ごと)

給付金の主な要件は次のとおりです(2026年8月時点。全要件は公式ページで確認してください)。出典:厚生労働省 求職者支援制度

  • 本人の収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月30万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • 訓練実施日すべてに出席する(やむを得ない理由で欠席し証明できる場合でも8割以上の出席)
  • 世帯の中に、同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
  • 過去3年以内に、不正の行為により特定の給付金の支給を受けていない
  • 過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない
  • ハローワークが職業訓練の受講を必要と認めたこと

本人収入が月8万円を超えても、月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で他の要件を満たせば、通所手当のみ支給を受けられます。反対に、生活のために挟んだ短期就労の収入は本人収入に算入されるので、月8万円の線は先に計算してください。

判断への効き方はこうです。手当が月10万円出るなら、1か月に出ていくお金が30万円の人で、残り月数はおよそ1.5倍に伸びます。この伸びしろを見てから、兼業で粘るか区切るかを決めます。

いったん区切る場合の手続きを知る

事業をやめる場合は、所轄の税務署に個人事業の開業・廃業等届出書を出します。期限は廃業した年分の所得税の確定申告期限までです。青色申告をしていたなら、青色申告の取りやめ届出書も、取りやめようとする年の所得税の確定申告期限までに出します。出典:国税庁 廃業する場合

消費税の課税事業者だった場合は、事業廃止届出書もあわせて提出します。廃業した年も確定申告は必要で、予定納税がある人は減額申請ができます。

この届出書は、新たに事業を開始したときにも使う様式です。いったん廃業を届け出ても、再び始めるときに開業の届出を出せます。区切ることは、独立の権利を手放すことではありません。

廃業を届け出たら、その写しを持って年金の特例免除の申請に進みます。前年の所得が基準を超えていても、ここからは審査の対象から外れます。

取引先の集中を放置したまま稼働だけ戻ると、同じ形の途切れが同じ理由でもう一度来ます。どの道を選ぶにしても、分散の設計だけは持ち越してください。

30日で立て直す行程表

ここまでの打ち手を、日付の順に並べ直します。やることより先に「いつやるか」を決めたほうが、迷う時間は短くなります。

相談者

30日で立て直すなら、何から順に手をつければよいですか?

編集長

Day1-3の未請求の洗い出しと、過去の取引先3社への連絡からです。残り月数に応じて各列の厚みを変えます。

期間現金受注整備
Day1-3未請求を洗い出す(全件)過去の取引先に連絡する(3社)載せる実績を選ぶ(3件)
Day4-7猶予・減免を相談する(2窓口)エージェントに登録する(2社)匿名化して書き直す(3件)
Day8-14期日超過分を督促する(該当全件)面談を受ける(2件)提案の型を作る(1本)
Day15-30貸付や給付を申し込む(1件)提案を出す(週3件)営業枠を固定する(週半日)

3社という数字に統計上の根拠はありません。1通目が空振りしても、同じ週のうちに次を打てる本数として置いた作業量の目安です。

取引先が1社に集中している人が4割という調査結果は、分散が要る理由であって、連絡する社数の理由ではありません。他の件数も同じ性質なので、職種と人脈に合わせて増減させてください。

残り1か月未満の人は、Day1-7の現金列だけを実行し、受注列は半分に落とします。連絡は2社、登録は1社に減らし、空いた時間を窓口への電話に回します。

3か月以上ある人は、整備列を先に厚くしても間に合います。

型によっても組み替えます。入り口の型なら受注列を厚く、提案の型なら整備列を先に、条件の型なら既存取引先との条件の見直しをDay8-14に入れてください。

行程表は貼り出して、終わった欄に線を引いてください。

まとめ

  • 原因は2つに分けて見る:自分の側の4つ(実績の伝わり方・営業の量と経路・選り好み・人脈)と、発注側の4つ(担当者交代・予算縮小・内製化・ルール変更)は同時に起きます。混ぜたまま悩むと時間だけが減ります。
  • 詰まりは3つの数字で特定する:直近3〜6か月の打診数・提案数・受注数を数えると、入り口・提案・条件のどこで止まっているかが分かります。比べる相手は半年前の自分だけです。
  • 優先順位は残り月数で決まる:1か月未満なら未入金の回収と固定費の圧縮、1〜3か月なら面識のある相手への再打診、3か月以上なら単価の見合う案件の仕込みが先になります。
  • 止めてから借りる順番を守る:猶予・減免・給付で出ていくお金を先に止め、借入は最後にします。借りると決めたら、返済額と返済の開始月を必ず控えておきます。

今週のうちに、次の3つだけ進めてください。未請求と入金予定の棚卸し、過去の取引先3社への連絡、そして自分に該当しそうな制度の窓口への電話です。

順番さえ決まっていれば、動いた分はそのまま来月の入金予定に戻ります。今日は、電話を1本かけるところから始めてください。

よくある質問

売上がほとんどなかった年でも、確定申告は必要ですか?

所得が少なくても申告しておくほうが有利に働きます。青色申告をしていれば、その年の赤字を翌年以降の黒字と相殺できる制度があります。国民健康保険料の算定や、各種の減免・給付の審査でも、申告済みの所得を示す書類を求められます。

面談や提案で、仕事が空いていた期間について聞かれたらどう答えればよいですか?

空白そのものを隠すより、その期間に何を判断したかを短く話すほうが伝わります。取引先が1社に集中していた構造を見直し、登録先と提案の型を整えていた、といった説明で足ります。前の取引先を悪く言う説明だけは避けてください。

取引が減った年に、インボイスの登録は取り消したほうがよいですか?

登録の取消しは届出で可能ですが、取引先の顔ぶれで判断が変わります。相手が課税事業者中心なら、取消しによって発注側の負担が増え、次の依頼に影響することがあります。取消しの効力が発生する時期にも決まりがあるため、税務署か税理士に確認してから決めてください。

事業用の口座は、生活費の口座と分けたほうがよいですか?

分けたほうが残り月数の計算が早くなります。ただし、いま資金が細っているなら口座の整理より先に金額の把握を優先してください。当面は、口座から1か月に出ていく合計額と、入金が確定している報酬だけを1枚に書き出せば判断できます。

無償や割引で引き受けた仕事を、実績として載せてもよいですか?

発注元の許可を得た範囲であれば載せられます。その際は、担当した範囲と期間を書き、通常の受注と条件が違ったことを伏せないでください。許可が取れない場合は、社名を出さずに業種・規模・担当範囲・成果指標だけを書く形にします。

参考文献・出典

各制度の数値は2026年8月時点で各公式ページを確認しています。

最終更新: 2026-08-09/引用データは主に2020〜2026年時点(制度は各公式ページの最新版)

この記事を読んだ方におすすめ

フリーランスで案件の取り方に悩んでいる方へ

副業や受注でクラウドソーシングを使いたい方へ

フリーランスエージェントの選び方を知りたい方へ

半年後に名前で呼ばれる状態を仕込みたい方へ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Toma氏のアバター Toma氏 一人社長 小さな事業の編集長

自らも一人社長として事業を経営し、「一人でも稼げる」「一人でも成長できる」 を実践。
Webマーケティング、BtoB営業、事業戦略を駆使し、社員ゼロで売上を伸ばす経営スタイルを確立。

「一人だからこそ、強く・自由に・スマートに。」をテーマに、独立・経営・集客・時間管理・資金繰り など、一人社長に必要な実践的なノウハウを発信中。

目次