数年前に制作会社へ頼んでホームページを作ったものの、社内にWeb担当がいないままになっている。お知らせや実績、料金ページの更新が止まっている、という状況です。
「料金を変えたのに古いまま」「新しいサービスを載せたいのに手が回らない」という小さな引っかかりが積み重なっていく。気づけば半年、数年とそのままの中小企業や一人社長は少なくありません。
本業が忙しく、自分で管理画面を触る時間も自信もない。かといって制作会社にまた一式頼むほどの予算も必要性も感じていない。それが正直なところではないでしょうか。
この記事は、すでにあるホームページの「更新作業」を外注する場面に絞って整理します。お伝えするのは、頼める作業の中身と、依頼先4タイプの違いです。さらに、スポット依頼と月額保守の費用の目安、専門知識がなくても上手に頼むコツまでを、公開データと出典つきで示します。
テーマは、サイトの新規制作や全面リニューアルそのものではありません。止まっている更新を動かすことです。読み終えるころには、その更新を「いくらで、どこに、どう頼めばよいか」の判断材料がそろい、相見積もりに動ける状態になります。
- ホームページ更新の外注で頼める作業の中身と、自分でやる場合との費用比較
- 依頼先4タイプ(制作会社・更新代行・フリーランス・クラウドソーシング)の違い
- スポット依頼と月額保守の費用の目安と、更新頻度での選び分け
- 専門知識がなくても失敗しにくい頼み方と依頼先選びの確認ポイント
ホームページ更新を外注できる作業の範囲と自分でやる場合との違い
ホームページ更新の外注では、お知らせの追加から写真差し替え、ページ追加、CMSの保守まで幅広く頼めます。「どこの何をどう直したいか」が言葉にできれば依頼でき、専門用語で考える必要はありません。
相談者専門用語が分からなくても、更新の作業って外注できるのでしょうか。



はい。「どのページの何をどう直したいか」を言葉にできれば依頼できます。
実際に外注されることが多い更新作業は、おおむね次のとおりです。
- テキスト修正(料金や営業時間、会社情報の書き換え)
- お知らせ・ブログ記事の追加
- 写真・画像の差し替え
- ページの追加(新サービス紹介、採用情報など)
- バナーやボタンの作成・差し替え
- ホームページを編集する管理画面(CMS)の保守(WordPressの更新やバックアップ)
- SEO対応(見出しやタイトルの調整など)
ここで多くの方が迷うのが、「自分でやるか、外注するか」です。判断を感覚で決めると後悔しがちです。物差しを一つ持っておくと安心できます。
判断の物差しは「自分の時間単価」
その物差しが、経営者・一人社長の時間単価です。考え方はシンプルです。自分で調べて作業する時間に、自分の時間あたりの価値を掛けた金額が、その更新の「実質コスト」になります。
時間あたりの価値の置き方に正解はありませんが、目安として公的統計が使えます。厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査(結果の概況)を見てみます。一般労働者の所定内給与額(令和5年=2023年6月分・男女計)は、318,300円とされています。
所定内給与は所定内労働時間に対応する金額です。一般的な目安として、月の所定労働時間を160時間と仮置きします。すると1時間あたりは、およそ2,000円という概算になります(本記事による試算)。経営者であれば、これより高く見積もるのが自然でしょう。
この時間単価を使うと、更新作業を自分でやったときの実質コストが見えてきます。下の早見表は、作業にかかる時間を時間単価で金額に置き換えたものです。調べながらの作業は思ったより時間がかかる、という前提で読んでください。
| 自分でやる作業の例 | かかる時間の目安 | 時間単価2,000円なら | 時間単価3,000円なら |
|---|---|---|---|
| テキストを数か所だけ直す | 約0.5時間 | 約1,000円 | 約1,500円 |
| 写真を1〜数点差し替える | 約1時間 | 約2,000円 | 約3,000円 |
| お知らせ・記事を1本追加する | 約2時間 | 約4,000円 | 約6,000円 |
| 新しいページを1枚追加する | 約4時間 | 約8,000円 | 約12,000円 |
時間はあくまで目安で、管理画面に慣れているかどうかで大きく変わります。それでも、この実質コストを後述する外注費の目安と並べると判断がぶれません。慣れない作業に何時間も費やすより外注したほうが安く済むケースは、実際によくあります。
次は、その外注先にどんなタイプがあるのかを見ていきます。
ホームページ更新の外注先は4タイプ。制作会社・更新代行サービス・フリーランス・クラウドソーシングの違い
ホームページ更新の依頼先は、制作会社・更新代行サービス・フリーランス・クラウドソーシングの4タイプに大きく分かれます。費用感と気軽さ、安心感が、それぞれ異なります。
ここでは新規制作ではなく、すでにあるサイトの更新作業を頼む観点で4タイプを比べます。軽い更新を頼みたいだけなら、性格を知るだけで候補が絞れます。



依頼先がいくつもあって、どこに頼めばいいか分かりません。



大きく4タイプに分かれます。費用感と気軽さ、安心感で性格が異なります。
最初に、更新作業を頼む前提での4タイプの違いを整理します。費用はいずれも目安で、根拠は後述します。
| 依頼先タイプ | 更新作業の費用の目安 | 対応範囲 | 速さ・気軽さ | 安心感 |
|---|---|---|---|---|
| 制作会社(Web制作会社) | 月額保守 月2万円台〜が中心 | 広い(設計から対応可) | 担当が付くが小回りは中程度 | 高い |
| 更新代行サービス | 月額 月2万円台〜/スポット 1か所2万円台〜 | 更新作業に特化 | 速く気軽 | 高め |
| フリーランス | 1作業 数千円〜(人による) | 人による | 直接やり取りで速い場合も | 個人差あり |
| クラウドソーシング | 1作業 数千円〜+手数料 | 募集内容しだい | 仲介の手続きが要る | 仕組みで担保 |
表の各タイプを、もう少し補足します。
制作会社は、もともとサイトを作った会社に頼むイメージです。設計から大きな改修まで任せられる安心感がある一方、軽微な更新だけだと割高に感じることもあります。
更新代行サービスは、更新作業そのものを専門に請け負う事業者です。お知らせ追加や写真差し替えを気軽に頼みたいニーズと相性が良く、検索結果でも大きなカテゴリを占めています。
フリーランスは、個人に直接依頼する形です。費用や対応範囲の幅が広く、相性が良ければ心強い相手ですが、力量や対応の安定度には個人差があります。
クラウドソーシングは仕組みを知って使う
クラウドソーシングは、仕事を頼みたい人と請けたい人を仲介するサービスです。仕組みが少し独特なので、中身を知ってから使うと安全です。押さえる点は次の3つです。
仮払い(先払いの安心)
報酬はいったんサービスが預かります。クライアントが仮払いを済ませてから作業が始まり、検収後にワーカーへ支払われます。先に払って持ち逃げされる不安が起きにくい設計です。
手数料は会社で違う
手数料は、受注者・発注者の双方にかかる場合があります。「ワーカーへの報酬=自分の支払総額」とは限らない、と知っておくと実費がずれません。
| サービス | 受注者の手数料 | 発注者の手数料 |
|---|---|---|
| クラウドワークス | 段階制(10万円以下20%/10万超20万以下10%/20万超5%) | 設定される場合あり |
| ランサーズ | 契約金額の一律16.5% | 契約金額の5.5% |
サイト外での直接取引は禁止のことがある
クラウドワークスの規約では、原則として直接契約が禁止されています。違反時には違約金を求められる場合があります。「次回から直接」は規約違反になりうるため、仲介サービス内で完結させるのが安全です。
4タイプの性格がつかめたら、次に気になるのは具体的な金額です。
ホームページ更新の外注費用はいくら?スポット依頼と月額保守の相場
軽い更新はスポット依頼で数千円から、継続して頼むなら月額保守で月2万円台からが一つの目安です。必要なときだけ頼むスポット依頼(都度払い)と、毎月決まった額で継続する月額保守の2本立てで考えると整理しやすくなります。
金額に幅があるのは、作業量と対応スピード、依頼先の体制で変わるためです。



軽い更新だと、だいたいいくらくらいが目安になりますか。



スポット依頼なら数千円から、継続して頼む月額保守なら月2万円台からが一つの目安です。
スポット依頼の費用の目安(作業ごとの単価)
必要なときだけ頼むのがスポット依頼です。軽い修正は1か所1,000円台から、ページ追加は1万円台からが目安になります。下の表は、実在サービスの公開単価を社名・基準時点つきで示したものです。いずれも開始価格で、実際の額は内容で変わります。
| 作業の種類 | 公開単価の例 | 事業者・基準時点 | 出典 |
|---|---|---|---|
| テキスト修正(一か所) | 1,000円〜 | ランサーズ運営コラム(2026-06確認) | 参考 |
| 文章中心のページ追加(一枚) | 1万5,000円〜 | ランサーズ運営コラム(2026-06確認) | 参考 |
| スポットの更新作業(一か所) | 2万5,000円〜+制作管理費20%〜 | KIOMIRU inc キオマネ(2026-06確認) | 公式 |
ランサーズの単価は、同社運営コラムに掲載された費用目安です。特定の確定料金ではなく、参考値として伝えられているものです。写真・画像の差し替えや、ビジュアル中心のページ追加(3万円〜の例)は、これより高くなる傾向があります。
確認できる単一の公式料金表が作業ごとにあるわけではないため、目安として捉えてください。
月額保守の費用の目安(実在サービスの公開料金)
継続して頼むなら月額保守です。実在する更新代行サービスの公開料金を、社名・条件・出典つきで並べます。月額保守とスポットの両方を含みます。
| 事業者・サービス | 料金(公開・税込表記) | 主な条件 | 形態 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社シロクロ(ホームページ更新代行) | ライト22,000円/月、スタンダード55,000円/月 | 1か月ごと契約・依頼回数制限なし、ライトは最大4時間/月 | 月額保守 | 公式 |
| KIOMIRU inc(キオマネ 定額更新代行) | 80,000円〜/月 | 原則12か月契約(1か月のお試し期間あり)、対応は月8〜16時間程度(プランで変動) | 月額保守 | 公式 |
| KIOMIRU inc(キオマネ スポット更新代行) | 25,000円〜/1か所(別途 制作管理費20%〜) | 都度見積もり | スポット依頼 | 公式 |
参考までに、更新代行の月額相場を月2万〜10万円とする民間の解説記事もあります(伝聞)。月額保守はおおむね月2万円台から始まり、対応時間が増えるほど上がっていきます。スポット依頼は、1件あたりの単価+管理費という構成が一般的です。
最終的な額は、依頼内容を伝えたうえでの見積もりで決まります。
自分でやる場合と比べる(損益分岐の試算)
前のセクションの時間単価フレームと並べると、外注すべきかどうかが数字で見えてきます。下は、年間の更新回数ごとに「自分でやる実質コスト」と「外注した場合」を比べた試算です。前提は本記事による試算です。
1回あたりお知らせ追加に2時間、時間単価3,000円(実質コスト6,000円)と置きました。スポット外注は1回6,000円、月額保守は月2万2,000円のライトプランとします。
| 年間の更新回数 | 自分でやる実質コスト | スポット外注 | 月額保守(年額) |
|---|---|---|---|
| 年4回(四半期に1回) | 約2万4,000円 | 約2万4,000円 | 約26万4,000円 |
| 年12回(毎月1回) | 約7万2,000円 | 約7万2,000円 | 約26万4,000円 |
| 年24回(月2回) | 約14万4,000円 | 約14万4,000円 | 約26万4,000円 |
| 年48回(週1回ペース) | 約28万8,000円 | 約28万8,000円 | 約26万4,000円 |
この試算では、更新が週1回ペースに近づくと月額保守のほうが割安になります。自分でやる場合は「本業の時間を削る」コストが上乗せされるため、実際の分岐点はもっと手前に来ることも多いです。
あくまで前提を置いた概算ですが、自社の更新ペースを当てはめると、スポットと月額のどちらに寄せるかの当たりがつきます。
金額の目安がつかめたところで、では自社はスポットと月額保守のどちらを選ぶべきか、を整理します。
更新頻度で選び分ける(スポットか月額か)
結論から言うと、更新が年に数回ならスポット依頼、毎月のように発生するなら月額保守が向きます。更新頻度を物差しにすると、迷わず選べます。



スポット依頼と月額保守、うちはどちらを選べばよいでしょう。



更新が年に数回ならスポット、毎月のように発生するなら月額保守が向きます。
判断の軸は次のとおりです。
- 更新頻度:年に数回ならスポット、月1回以上が続くなら月額保守
- 急ぎの対応:当日・翌営業日対応が必要なら、優先対応のある月額保守が安心
- 予算の読みやすさ:費用を固定したいなら月額、変動を許容できるならスポット
- 契約の縛り:月単位で気軽に止めたいか、年単位の契約でも構わないか(後述の確認ポイント参照)
- 相談相手の固定:毎回同じ担当に任せたいなら月額保守が向く
たとえば「料金改定のときだけ直したい」「年に一度、実績を足すだけ」という場合です。これなら、使った分だけ払うスポット依頼が無駄になりません。
一方、「毎月お知らせを出したい」「ブログを定期的に更新したい」「キャンペーンのたびにバナーを差し替えたい」なら話は別です。その都度見積もる手間が省ける月額保守のほうが、結果的に安く、速くなります。
ただし月額保守は、サービスによって契約の縛りが大きく違います。1か月ごとに止められるところもあれば、原則12か月契約のところもあります。前のセクションの料金表でいえば、自社の更新ペースと、契約期間をどこまで許容できるかの両方で選ぶのが安全です。
自社の更新ペースを思い浮かべながら、どちらが生活に合うかで選んでください。
選び方の方向性が決まったら、外注に踏み出す前にメリットとリスクの両面を確認しておきましょう。
外注のメリットと、知っておきたいデメリット・リスク
外注の最大のメリットは、本業に集中しながら専門的な品質で更新が回ることです。ただし、追加費用の条件や情報共有、連絡が取れなくなるリスクもあります。両方を正直に知っておくと、後悔のない選び方ができます。



外注は便利そうですが、何か注意点はありますか。



追加費用の条件や情報共有、連絡が途絶えるリスクは事前に確認しておくと安心です。
外注で得られる3つのメリット
外注の利点は、突き詰めると「時間」と「品質」に集約されます。慣れない作業から解放され、本業の時間が戻ってくるのが最大の価値です。具体的には次の3点です。
- 本業に集中できる:慣れない作業から解放され、時間が戻ってくる
- 品質が安定する:見やすさや表示の崩れなどをプロが担保してくれる
- 人を雇うより身軽:Web担当を採用・育成するより費用も手間も抑えやすい
知っておきたい注意点と、その防ぎ方
良い面だけでなく、注意点も隠さず挙げておきます。次の4つは、契約前に把握しておきましょう。
- 追加費用:見積もり範囲を超える作業や急ぎ対応で別料金が発生することがある
- 情報共有とセキュリティ:管理画面のログインや原稿、写真データを渡す必要があり、共有先の管理体制を確認したい
- 連絡が取れなくなるリスク:個人や小規模な依頼先で、返信が遅い・途絶えるといったトラブルが起こりうる
- 反映の遅れ:依頼から公開までの目安を最初に握っておかないと、待たされる場合がある
これらは契約前のひと工夫で、かなり防げます。追加費用は「どこからが別料金か」を見積もり時に確認します。情報共有は渡す範囲を必要最小限にします。連絡は手段と返信の目安を最初に決めておきます。
なお、連絡が取れなくなった依頼先からの乗り換え・引き継ぎの実務は、記事末尾のよくある質問でまとめています。
失敗しにくい頼み方と依頼先選びの確認ポイント
上手に頼むコツは、大きく2点です。1つは「どのページの何をどう直したいか」を箇条書きで書き出してから依頼すること。もう1つは、対応範囲・速さ・連絡方法・担当者・契約の縛りを最初に確認することです。
専門知識がなくても、この準備だけで見積もりの精度と満足度が大きく変わります。



うまく頼むコツのようなものはありますか。



直したい箇所を箇条書きで書き出すことと、対応範囲や契約の縛りを最初に確認することの2点です。
依頼内容を箇条書きで書き出す
多くの方がつまずくのが、最初の「何をどう伝えるか」です。専門用語で書く必要はありません。次のテンプレートに沿って埋めるだけで、そのまま依頼文になります。
- 更新してほしいページとURL:例)料金ページ https://~/price/
- 現在の状態:例)料金が税抜表示のまま古い
- どう直したいか:例)すべて税込表示に直し、月額プランを1つ追加したい
- 参考データ:例)新しい料金は添付のメモのとおり/差し替え写真は3点を別送
- 希望の期日:例)今月中に公開したい
たとえば、次のように書き出します。「料金ページの金額を税込に直す」「トップの写真を新しい店舗写真に差し替える」「お知らせを1本追加する」といった具合です。ページ単位で具体的に書くと、相手は見積もりやすく、認識のずれも起きにくくなります。
「いい感じにして」ではなく、直したい箇所を分解するのがコツです。
依頼から公開までの流れ
依頼文が用意できたら、実際の進み方も知っておくと安心です。初めてでも、流れが分かれば不安は小さくなります。一般的には、次の5ステップで進みます。
- 問い合わせ(依頼内容を送る)
- ヒアリング(相手が不明点を確認)
- 見積もり(金額・期日の提示)
- 合意・契約
- 作業開始・公開・確認
見積もりの内容に納得できなければ、契約前に見送っても問題ありません。まずは気軽に問い合わせてみるのが、最初の一歩です。
依頼先を選ぶときの確認ポイント
依頼先を選ぶときは、見積もりの安さだけで決めないことが大切です。次の点をチェックリストとして確認すると、選びやすくなります。
- 対応範囲:頼みたい作業(写真・記事・CMS保守など)に対応しているか
- レスポンスの速さ:返信や反映までの目安はどれくらいか
- 連絡方法:メール・チャットなど、自分が使いやすい手段か
- 担当者の固定:毎回同じ人が担当してくれるか
- 契約の縛り:最低契約期間や解約条件はどうなっているか(月単位か、年単位の契約か)
- 実績:似た規模・業種のサイトを扱った経験があるか
これらを2〜3社に同じ条件で問い合わせる相見積もりにすると、金額と対応の両面を公平に比べられます。Web集客の外注全体をどう設計するかは、関連記事「Web集客の外注全体の考え方」もあわせて参考になります。



発注するか迷っているのですが、相談だけでもよいのでしょうか。



もちろんです。見積もりが妥当か、どちらの形が合うかといった相談だけでも対応しています。
依頼先を比べるとき、相見積もりの1社として弊社シーワーズにご相談いただくこともできます。当社は中小企業・一人社長のWebコンサルティングを手がけています。
「この更新はスポットと月額どちらが合うか」「この見積もりは妥当か」といった相談だけでも対応しています。すぐに発注しなくても構いませんので、判断に迷ったら見積もりだけでもお気軽にお問い合わせください。
頼み方が整ったら、最後に長い目で外注費を抑える視点も押さえておきましょう。
更新しやすい作りへの見直しで外注費と手間を同時に減らす
更新が止まる原因の一つは「更新しにくい作り」にあり、ここを見直すと外注費も自分の手間も同時に減らせます。費用を相場と比べるだけでなく、そもそも更新しやすい状態を作る。この長期の視点が、結果的にいちばん効きます。
数年前に作ったサイトには、弱点が隠れていることがあります。お知らせやブログを足す前提になっていなかったり、管理画面が複雑で触りづらかったりするのです。すると小さな更新でも毎回作業が重くなります。
外注すれば1件あたりの単価が上がり、自分でやろうとすれば時間がかかって結局止まる、という悪循環に陥ります。
自分で直せる部分を増やしておく
ここを断つのが、更新しやすい作りへの見直しです。たとえばお知らせやブログを管理画面から自分でも追加できる構造にしておけば、定型的な更新は社内で完結します。外注は、写真の加工やページ追加といった専門性の高い作業に絞れます。
1件あたりの作業が軽くなる分、外注費の総額も抑えやすくなります。
この見直しは、月額保守の中で少しずつ進めてもらうこともできます。「毎月の更新を頼みながら、ついでに更新しやすい形に整えてもらう」という頼み方です。
短期の費用だけで判断せず、半年や1年のスパンで「手間と費用がどう変わるか」を相談すると、依頼先選びの目線も変わってきます。
更新を集客につなげる全体像については、関連記事「ホームページを集客に活かす全体像」も参考になります。止まっていた更新を動かすことは、サイトを再び成果につなげる第一歩です。
まとめ
- ✓ 頼める範囲:テキスト修正・記事追加・写真差し替え・ページ追加・CMS保守まで幅広く、やりたいことが言葉にできれば依頼できます
- ✓ 依頼先は4タイプ:制作会社・更新代行サービス・フリーランス・クラウドソーシングで費用感と気軽さ、安心感が異なります
- ✓ 費用の目安:スポット依頼は数千円から、継続なら月額保守が月2万円台からが一つの目安。最終額は見積もりで決まります
- ✓ 選び分けと頼み方:更新が年数回ならスポット、毎月なら月額保守。直したい箇所を書き出し、条件をそろえて2〜3社で相見積もりを
止まっている更新は、完璧に直そうとせず「いちばん気になる1件」から動かすのが現実的です。まずは直したいページと内容を、この記事のテンプレートに書き出してみてください。
更新頻度からスポットか月額保守かの当たりをつけ、条件をそろえて2〜3社に相見積もりを取ってみましょう。費用の目安と自分の時間単価を並べれば、外注すべきかどうかは数字で判断できます。
よくある質問
- 連絡が取れなくなった更新業者から、別の依頼先へ乗り換えることはできますか。
-
可能です。乗り換え時はホームページの管理画面(CMS)のログイン情報と、サーバーやドメインの契約情報を手元にそろえておくとスムーズです。これらが手元にない場合は、契約時の書類や登録メールを確認するか、サーバー会社・ドメイン会社へ本人確認のうえ再発行を依頼します。新しい依頼先には現状を共有し、引き継ぎが必要な範囲を最初に伝えておくと、作業がスムーズに進みます。
- 管理画面のログイン情報を渡すのが不安です。安全に渡す方法はありますか。
-
渡す範囲を必要最小限にするのが基本です。可能であれば、自分が管理者アカウントを持ったまま、依頼先には作業に必要な権限だけを与えた専用アカウントを発行する方法があります。作業完了後にそのアカウントを停止すれば、渡した権限を後から取り消せます。パスワードはメール本文に直接書かず、別の連絡手段で伝えると、より安全です。
- 依頼してから実際にホームページへ反映されるまで、どのくらいかかりますか。
-
作業量と依頼先の体制で変わります。テキスト修正など軽微なものは数営業日、ページ追加など作業が大きいものはそれ以上かかることが一般的です。急ぎの場合は、依頼時に希望の公開日を伝え、間に合うかを最初に確認してください。優先対応のある月額保守だと、急ぎの依頼に応じてもらいやすくなります。
- 更新を頼むのに、原稿や写真は自分で用意する必要がありますか。
-
基本的には、載せたい文章の内容や差し替える写真は依頼者側で用意します。文章を整える作業や写真の加工まで含めて頼めるかは依頼先によって異なるため、見積もり時に「どこからどこまでやってもらえるか」を確認しておくと、認識のずれを防げます。
- 月額保守を契約すると、すぐには解約できないのでしょうか。
-
依頼先によって大きく異なります。1か月ごとに止められるところもあれば、原則12か月など最低契約期間が決まっているところもあります。契約前に最低契約期間と解約条件を必ず確認し、自社の更新ペースと無理なく続けられるかを照らし合わせて選んでください。
参考文献・出典
以下は本文で参照した一次情報・公式ページと参考資料です。
- 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(概況本文PDF)
- クラウドワークス ワーカーシステム利用料
- ランサーズ システム手数料の詳細を教えてください
- クラウドワークス 利用規約(直接取引の禁止・仮払い)
- 株式会社シロクロ ホームページ更新代行
- KIOMIRU inc キオマネ 定額更新代行
- ランサーズ ホームページ更新費用の目安(運営コラム・参考)
関連記事
Web集客の外注全体の考え方


ホームページを集客に活かす全体像











